家族葬とは親族や親しい友人など、故人と親密な関係にあった方々で葬儀を行うものを言います。
そのため、葬儀は堅苦しくなりすぎず、和やかな雰囲気で故人を送り出すことができます。
参列する平均的な人数は約30人程度で、葬儀の準備の負担が少ないことがメリットとして挙げられます。
家族葬において喪主の挨拶は必要か
堅苦しくない雰囲気で行われる家族葬では、形式的な喪主の挨拶などは不要ではないかと思われる方も少なくありません。
しかし、喪主の挨拶は、家族葬においても行うことをお勧めします。
喪主は葬儀に関する必要事項を決定する責任者としての役割があります。
そのため、参列者が故人や喪主と親しい間柄であっても葬儀に参列してくれた方々に感謝の気持ちを表すことが責任者としてのマナーと言えます。
家族葬における喪主の挨拶とタイミング
挨拶のタイミングは、通夜の際の僧侶が来場した時、通夜終了後、出棺時の挨拶、火葬後に精進落としがある場合は食事前に挨拶するのが一般的です。
挨拶の長さは手短に2、3分程度、長くても5分程度が望ましいでしょう。
挨拶の例文としては、
「本日は皆様お忙しい中、亡き〇〇(故人)の通夜に参列くださり、心より感謝を申し上げます。故人も、生前親しくさせていただいた皆様にこのように見守られて、喜んでいることと思います。
故人に対し生前賜りましたご厚誼に、深く感謝申し上げます。」
という冒頭の挨拶をした上で故人が亡くなられた際の状況や故人との生前のエピソードなどを簡潔にお話しすると良いでしょう。
この際に忌み言葉を言わないように注意しましょう。
喪主の方も、深い悲しみの中責任のある役割を行わなければならず、その負担は少なくありません。
そのため、事前に挨拶文を作成し、作成した挨拶文を写した紙を見ながらお話ししても問題ありません。
今回は、家族葬における喪主の挨拶について解説していきました。
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