精進落としは葬儀の中で行われる儀式のうちの一つであり、故人様の供養のため、大変重要な意義を有します。
本稿では、そのような精進落としにつき、その意味や挨拶のマナー、当日の流れについて、詳しく解説していきます。
精進落としについて
精進落としとは、葬儀の一般参列者や親族の方々、僧侶などが集まって食事をする行事のことです。
現在は通常、火葬を終えたのちに行われますが、かつては四十九日の法要が済んだ後に行われる行事でした。
当日の流れと挨拶マナー
精進落としは以下のような流れで行われます。
- ①開始の挨拶
- 開始の挨拶では、僧侶そして葬儀の準備を行った方々に対して感謝の意を伝えます。
喪主の方が挨拶をすることが一般的ですが、喪主以外の方が挨拶をしても問題ありません。
最も、喪主以外の方が挨拶をする際には、挨拶の前に故人様との関係性を説明する自己紹介を挟むことが適切ですので、忘れずに行うようにしましょう。 - ②献杯の挨拶
- 献杯の挨拶とは、開始の挨拶とは異なり、故人様に向けられた挨拶です。
献杯の挨拶には亡くなった方に敬意を表すという意味があるため、挨拶は静かに行います。
通常の宴会などで行う乾杯の挨拶と語感が似ているため勘違いをされがちですが、献杯の挨拶では乾杯の挨拶とは異なり、大きな声を出したり拍手をしたりすることはないので注意をしてください。 - ③歓談
- 上記2つの挨拶が終わった後は、参加者間での歓談に移ります。
歓談中は故人様との思い出話などをしつつ、食事をします。
精進落としはあくまでも葬儀の行事のうちの1つであるため、話が盛り上がりすぎて大声ではしゃいだりすることのないように注意をしてください。 - ④終わりの挨拶
- 終わりの挨拶は他の挨拶とは異なり、喪主などの親族が行い、葬儀参列者の方々に対して参列のお礼を伝えます。
なお、宴会の終わりの挨拶の際によく使用される「お開き」という言葉は祝宴の際に使用される言葉であるため、精進落としの終わりの挨拶では使用しないように注意しましょう。
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