葬儀に参列する際は、香典を袱紗(ふくさ)に包んで持参します。
袱紗には弔辞で使用できる色や柄、渡し方などいくつかの決まりやマナーがあります。
この記事では、葬式で袱紗を使うときのマナーと、用意できない場合の対処法について解説します。
袱紗の役割
袱紗は、冠婚葬祭時に使用するご祝儀袋や不祝儀袋(香典など)を包むための布のことで、金封を汚れやしわから守ったり、渡す相手に対する敬意を表したりするために使用します。
ご祝儀袋や不祝儀袋をそのまま持ち歩く方も見かけますが、袱紗に包んで持参するのが大人の正しいマナーです。
葬儀で使う袱紗の選び方
袱紗の色や柄は慶弔それぞれ適したものがあるため、使用する際には注意が必要です。
基本的に、慶事では暖色系の明るいもの、弔辞では寒色系の落ち着いたものを選びます。
日本で古くから最も高貴な色とされている濃い紫色は、慶弔両用の色とされており、どちらのシーンでも使うことができます。
また、男性には紺色、女性にはえんじ色も両方の場面で使える袱紗です。
刺繍や柄が入ったものを選ぶ際には、弔事には蓮や菊、蘭などが適しています。
慶弔両用のものをひとつだけ用意したい場合には、濃い紫色で無地のデザインがおすすめです。
袱紗の包み方
葬儀などの弔事で袱紗を使用する際には、左開きになるように包む決まりがあります。
袱紗に包む際に、自分で表書きが読める向きで香典を置き、最後に左側をかぶせるようにたたみます。
慶事の場合にはその逆で、右開きになるよう包むのがマナーです。
袱紗がないときの対処法
袱紗がどうしても用意できない場合には、ハンカチやスカーフ、風呂敷、きれいな布などで代用できます。
使い方は袱紗と同じく、左開きになるように包みます。
また、色や柄が弔事にふさわしい、落ち着いたデザインのものかどうかに注意が必要です。
袱紗で包んだ香典などの渡し方
袱紗には、渡し方の基本的な方法があるので紹介します。
袱紗を左開きになるように持ち、左側に開きます。
香典袋などを袱紗から出し、袱紗を閉じた上に置きます。
袱紗に載せた香典袋などをそのまま反時計回りに回転させ、相手の方に向けます。
お悔やみの言葉を添えて、香典を渡します。
まとめ
葬儀において袱紗を使用することは、故人や遺族への敬意を示す大切なマナーです。
適切な色や包み方、渡し方を知っておくことで、正式な場でも落ち着いて対応できます。
もしも袱紗が用意できない場合は、ハンカチや風呂敷などで代用可能ですが、必ず使う場面があるものなので、無難なものをひとつ用意しておくのがおすすめです。
葬儀におけるマナーについて不安がある場合は、お気軽に葬儀社にお尋ねください。