親が亡くなった際に行う手続きにはさまざまなものがあります。
そして、中には期限があるものも存在するため、優先順位をもって行動することが非常に重要になります。
今回は、親が亡くなった際に必要な手続きと流れについて解説します。
■やるべきこと
親が亡くなった際に遺族が行わなくてはならない手続きは多岐にわたります。
大きく分けると、葬儀を行うまでに必要な死後事務と葬儀が終わった後の相続事務の2つに分けられます。
1.死後事務
・死亡診断書
医師に発行してもらうものです。
事故などで亡くなった場合には、死亡検案書というものが発行されます。
場合によっては複数回必要になる書類なので、コピーを取っておきます。
・遺体の搬送と葬儀の準備
一般的には葬儀を依頼した会社に連絡して行います。
・死亡届の提出と火葬許可申請
こちらも葬儀を依頼した会社が代理で行うケースが一般的です。
死亡届は、死後7日以内に提出しなくてはならないため、注意が必要です。
・火葬証明書(埋葬許可証)
納骨をするために必要なもので、正式には火葬証明書ですが、埋葬許可証と呼ばれることもあります。
火葬から納骨まで間が空いてしまうなどの場合には無くさないように注意が必要です。
2.相続事務
・相続に向けた準備
相続開始のため、弁護士や司法書士などへの相談、遺言書の有無の確認、相続財産・相続債務・相続人の確定をします。
・相続放棄・限定承認の判断
相続放棄とは相続する者が、故人の遺産を一切相続しないこと、限定承認とは相続したい財産だけを限定で相続することを指します。
これらの判断は、自己が相続人であることを知った翌日から3カ月以内に行わなくてはなりません。3カ月という事で、少し落ち着き、親族が集まる四十九日の際に親族間で相談することが無難です。
・準確定申告
準確定申告とは、故人が亡くなった年の1月1日から死亡日までに確定した、所得金額および税額を申告・納税をすることを指します。
準確定申告は自己が相続人であることを知った翌日から4カ月以内に行わなくてはなりません。
・相続登記申請
故人名義の不動産の名義変更手続きのことを指します。
不動産の名義が故人のままだと、売却やお金の借り入れができなくなってしまいます。
・金融機関での相続手続き
金融機関が口座名義人の死亡の事実を知ると口座は凍結されます。そこで預金の分配などをする際は口座の凍結解除の申請をする必要があります。
またその口座から公共料金等が引き落とされている場合は、契約の解除等をして入出金の停止を行います。
・相続税の申告と納付
相続により取得した財産が、その遺産にかかる基礎控除額を超えている場合には、相続税が発生し、相続税の申請と納付が必要です。
相続税の申請と納付は自己が相続人であることを知った翌日から10カ月以内に行わなくてはなりません。
3.その他の手続き
・健康保険の資格喪失
国民健康保険の場合、死後14日以内に資格喪失手続きを行う必要があります。
・年金について
役所に死亡届を提出しても年金支給は止まりません。
年金受給権者死亡届を提出する必要があります。
期限は、国民年金は死後10日、厚生年金は死後14日までと非常に短いので、注意が必要です。
年金受給権者死亡届を提出しないと、年金の不正受給になってしまう場合があるので、忘れずに期限内に提出しなくてなりません。
また、未支給年金がある場合は、年金受給権者死亡届と同時に未支給年金請求書も提出します。
こちらは期限が故人の死後5年以内となっていますが、早めに手続きは済ませておきます。
最後に遺族年金についてです。
故人が家計を支えていた場合、遺族年金を受給できる可能性があります。
期限は故人の死後5年以内となっていますので、期限内に受給できるか確認し、受給できる場合は申請します。
・死亡保険金の請求
死亡保険に故人が加入していた場合、保険金の受取人に指定されている人に保険金が渡されます。
ただ、保険会社に申請しないと保険金は支払われません。
期限は、故人死後3年以内となっていますが、早めに申請しておきます。
■まとめ
今回は親が亡くなった際に必要な手続きと流れについて解説しました。
上記のように手続きは多岐にわたり、期限が定められているものも多くあります。
動揺もありなかなか冷静に手続きを踏んでいくことは難しいかと思いますが、事前の準備をしておくことや、周囲を頼ることで負担を少しでも解消することをおすすめします。
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親が亡くなった際に必要な手続きと流れ
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